リュウ

オール3のバランス型で技もスタンダード・・・と思いきや、ゲーム性の違うファイナルファイトでは案外癖のある性能。

 

・ステータス
ストレングス3 スピード3 スキル3 スタミナ3

 

・通常攻撃のリーチが短く、5段ヒットで、やや隙間がある。動作が遅くて使いづらい。

ダッシュ攻撃のリーチも短い。

・投げは平均的だが、通常攻撃4段からでないと繋げられないので、その遅さが後々響いてくる。巻き込みにガードブレイクがないのも難点。

・メガクラッシュが空中タイプで短く範囲も狭い。囲まれたり飛び道具の嵐に巻き込まれると、敵を全然散らせないまま嬲り殺しにされる。

・昇竜はもちろん無敵あり。ガードブレイクもあり。非常に優秀で主力として頼れる性能。カバー技の空中竜巻の性能がそれ以上に優秀で、パリングからこの2つを繰り出していくだけでどんどん敵を巻き込める。キャンセルで技を繋げるタイミングを調整することで敵をまとめやすく、コンボ中に敵がこぼれても、また昇竜か竜巻で起き攻めすれば攻め続けられる。

・竜巻にもガードブレイクあり。後方にも攻撃判定があり、後ろから迫ってきた敵を巻き込める。単発で敵を浮かせられるので、対集団でヒットするタイミングがずれても追撃でまとめやすい。突進技としては速度がやや遅く、中距離から突っ込むと潰されることも。リーチの長い敵や銃を持った敵がいるステージでは不用意に使うと良い的にされるので、パリングから出したり、いつでも昇竜でキャンセルできるよう気を付けて使いたい。

波動拳はランダムで灼熱波動拳が出る。灼熱はダウンありで硬直も短いが、ランダムは正直使いにくい。波動ハメも灼熱が出た時点で終了。また、手元ヒットさせると威力が15から20に上がる。竜巻の隙を突かれやすい場面では、波動を突進技代わりに使って細かく動くのも手。

・蹴込みは使いどころを見極めれば便利だが、コマンドが出しにくい上、ただでさえマナ不足なのにこれに割く余裕があるかというと微妙。通常攻撃からキャンセルで出すと発生が遅すぎて後ろに回られるし、投げキャラでないリュウが直に掴みに行くのはリスクが大きい。押し込み性能自体は高く、普通のコマンド投げだったらと思うと惜しい技。

・アルティメットムーブは2つとも文句なしの優秀さ。1ライン貫通の真空波動拳と、待ちに最適で90ダメージと高火力な真空竜巻旋風脚。理想的なラインナップ。波動は普通に当てても78ダメージと十分な威力だが、手元の少し先ぐらいで当てると1ヒット増えて91ダメージになる。余裕があれば狙っていきたい。なお、通常はほとんど気にならないが、波動のヒット数には上限があり、ベルガーステージの冒頭のように敵が大量に密集しているところに撃つと途中で消えてしまう。

 

V.04からの変更点

・鎖骨割りが追加。追加入力で3つの技に派生する。蹴込みは投げの方と同じモーションだが、蹴り飛ばした敵に巻き込み判定はない。派生は蹴込みのみガードブレイクあり。敵と距離を取りたい時に。アッパーはヒット後に裏に回ればループ可。ボス戦ではこの点が一番活かせる変更点か。

・真空竜巻が空中でも出せるようになった。これは単純にコンボの自由度が上がった強化点。

・多段ヒットする飛び道具系アルティメットムーブのヒットの仕様が変わったため、真空波動拳が84ダメージに。至近距離だとカス当たりになってダメージが減るのは同じ。また、密集している敵に撃っても途中で消えなくなった。

V.04.1からの変更点

・アルティメットムーブ「真昇竜拳」が追加された。ストレングス3なのに100ダメージと異常な高威力。5ヒットする技で、初撃を外すとカス当たりになって動作時間も短くなってしまう。範囲と動作時間は真空竜巻の方が優秀なので、使うならしっかり敵がまとまっている時に。技の後は空中竜巻と真空竜巻に繋げられる。

 

・まとめ

通常攻撃と投げ性能はケンの方が上。必殺技とアルティメットムーブの性能差を考慮すれば、総合的にはリュウの方がかなり上になる。リュウは必殺技が全て単発ヒットなせいで短く、何も考えずに昇竜と竜巻を乱発しているとマナ回復が追い付かない。自分から攻めに行くのではなく、パリングを取ってからカウンターする方が向いているため、使いこなすには多少慣れが必要。