ルーファス

この巨体でスピード寄りのステータス&打たれ弱いという、見た目と性能が乖離したキャラ。

 

・ステータス

ストレングス3 スピード4 スキル3 スタミナ2

 

・通常攻撃はリーチが長く、先制攻撃しやすい。

ダッシュ攻撃もリーチが長い。

・投げは飛距離が長めで、巻き込みにガードブレイクがあり非常に優秀。モーションも短めで掴み範囲も広く、直掴みからポイポイ投げまくれば敵をまとめやすい。

・メガクラッシュは動作が遅く、後ろは1回しか攻撃しないもっさりタイプ。範囲が広めなのが救い。

・必殺技は無敵&ガードブレイクありで6ヒットするスネークストライクが強力。ふわっとした動作の対空技だが、カバー技のファルコンキックが優秀な上、移動技もあるので安心して使える。連撃の最後が当たらないと敵がこぼれる点には注意。

・ギャラクティックトルネードは敵集団に真正面から使うと攻撃の隙間を突かれたりするので、なるべくパリングから出して敵をまとめたい。ここからスネークストライクでループに繋げたり、ファルコンキックで下りてきた後、さらに敵を押し込むのにも使える。

メサイアキックは3種類に派生する技。ハイとローは正直あまり差がなく、範囲の広いハイを使っておけばいいという感じ。ミドルは吹っ飛ばしでガードブレイクあり。敵と距離を取りたい時に。

・移動技でループコンボ可。攻撃範囲が非常に広く、安定してループが続けられる。スネークストライクで繋げばコンボ数もダメージも稼げて、無敵もあるので比較的安全。

・アルティメットムーブはビッグバンタイフーンの範囲が異常なほど広く、画面半分ほどを巻き込むとんでもない技。敵の真ん中で使えば一掃できる。スペースオペラシンフォニーの方も十分広範囲で、長押しで前に踏み込めるので、前方に敵が集まっている時はこちら。

 

V.04.1からの変更点

メサイアキックの派生技が空中で出せるようになった。

・死亡時に一定確率で回復アイテムを落とすようになった。

 

・まとめ

技が全体的に優秀で、リーチも長いので、安定した攻めができる。足が速い上に通常投げも使いやすく、敵をまとめるのは得意。奇抜な見た目のわりには手堅く高性能にまとまっている強キャラ。

弱点は巨体ゆえ食らい判定が大きいことと打たれ弱さ。飛び道具がガンガン飛んでくる状況だと、無敵の終わり際や起き上がりに弾が重なりやすく、結構きついことになる。

また、動作の短い必殺技がないので、細かく動いたり、素早くダメージを稼ぐのが苦手。マラソンモードだとドッペル戦はタイムアップとの闘いになる。

エビルリュウ(殺意の波動に目覚めたリュウ)

殺意の波動に飲まれてオラついているリュウ豪鬼と違ってステータスの合計値は通常キャラと同じ。

 

・ステータス

ストレングス3 スピード3 スキル5 スタミナ1

 

・通常攻撃はリーチが短い。4段になっているのでリュウより改善された。

・上入力のジャンプ攻撃で天魔空刃脚が出せる。昇竜拳や空中竜巻の後の隙をカバーすることができ、ヒット後に走って反対側に回ればループできる。ダメージは低いが、これを使うのと使わないのとでは空中戦に大きな差が出る。パリングから繋げればちゃんとアーマーも持続する。

・投げは平均的な飛距離で、巻き込みにガードブレイクが付いた。

・メガクラッシュもちゃんと左右2回ずつ蹴るようになった。

・必殺技は基本的にはリュウと同じだが、新たに追加された竜爪脚の使い勝手が非常に良い。範囲がそこそこ広く、前進距離もちょうど良いので、これでドカドカ踏みまくればコンボダメージが稼げる。

・竜巻はガードブレイクが没収されて大幅に弱体化。前進距離も短くなった。距離の長さは状況によって良し悪しが変わるが、竜爪脚が追加された以上は、長い方がパリングから突っ込むのに便利だっただろう。ヒット数は4に増えたが、浮き具合が低くなっており、リュウの竜巻の「ガードを無視して単発で浮かせられる」という対集団のコンボ始動の強みが失われたのは痛い。

・空中竜巻も持続が短くなり、昇竜から繋ぐタイミングが早いと着地までに終わってしまい、パリングのアーマーが切れるという問題が起こる。しかしタイミングを遅くするとカス当たりになりやすく、どっちにしてもリュウより使いづらい。早出し空中竜巻の後は天魔空刃脚でカバー可。

・昇竜はヒット数が増えただけでほぼ同じ。無敵とガードブレイクあり。

・波動は灼熱が追加され2種類に。ランダムがなくなったので波動ハメが可能になった。通常と灼熱をキャンセルで交互に出すとかなり早く連射できる。

・阿修羅閃空が追加されて緊急回避ができるようになった。この技でのループコンボは不可。豪鬼と同じく、スタミナ1をカバーする用の技。メガクラッシュやダッシュから即座に出すことはできず、ジャンプに化けてしまう点には注意。

・アルティメットムーブは波動と昇竜に変更。滅波動拳は真空波動拳とほぼ同じ。タメで出すタイミングを調整できるが、威力は変わらない。滅殺豪昇竜は持続がわりと長く、飛び込み待ちなどに向いている。飛び込んできたボスをこれで落としてコンボに持ち込める。

 

・まとめ

豪鬼と大体同じ性能で、ステータスは1少ないが、アルティメットムーブや必殺技の使い勝手はこちらの方が上。竜爪脚のおかげで地面に貼り付いたまま戦えるようになったため、地上戦でのコンボダメージは稼ぎやすい。リュウと比べると、竜巻の弱体化が痛いが、スキルが5になってガンガン攻められるようになったので、ピーキーな性能が好きな人向け。

ハカン

色物だらけのストリートファイターの中でもトップクラスの色物キャラ。性能的にも変わった技ばかりでポテンシャルを感じさせる。

 

・ステータス

ストレングス5 スピード2 スキル2 スタミナ3

 

・通常攻撃はリーチが長め、ヒットストップも長い。

・投げは巻き込みにガードブレイクがなく、軌道が高いのでナイフが通ってくるという難点がある。自キャラ周辺の巻き込み判定も弱く、まとわりついてくる敵を巻き込めない。飛距離が長めで掴み範囲が広いので、直掴みで投げまくって敵を集めるのはやりやすい。

・メガクラッシュは後ろを1回しか攻撃しない上、範囲が狭く、動作も遅い、と低性能。

・必殺技は変なものばかり。基本的には投げキャラ。打撃技はオイルスライドのみで、この技はこれだけでループコンボができるという異色の技。追加入力で振り返って攻撃できるのだが、まず1段目が突っ込みすぎなので、敵集団に突っ込んで自ら背中を見せることになってしまう。パリングから出しても背中側ではアーマーが機能しない。パリングからこれで突っ込んで、2段目は出さずにオイルダイブなどに繋げて押し込んでいくのがベター。追加入力の受付時間が無駄に長いので、1段目で止める場合は立ち上がるまで攻撃ボタンを押してはいけない。ガードする敵がいない場合は、1段目止めで裏に回るのに使える。一応ループできるとはいっても、無敵なしの技ではザコのいない豪鬼戦ぐらいしか出番はない。

・コマンド投げは3種類もあるのに全部前投げで、後ろに投げる技がない。ハカンスローは踏み込んで前方に投げ、オイルロケットは持続が長く浮かせてダウン、オイルダイブは掴んだまま突進、とそれぞれ性能が異なる。単体限定だが、オイルロケットの後は走って裏に回ればループ可能。オイルダイブは長押しでタイミング調整が可能。

・投げ技の中で最も使いやすいのがハカンスロー。投げ技不遇のこのゲームで、集団に対して有効な数少ない投げ技。巻き込みが非常に強く、真正面から集団を崩していける。コンボも繋がるが、敵がこぼれることもあるので、横や足元をよく見ながら敵を前面に集めつつじわじわ押していく方が安全。掴み範囲が狭い点には要注意。

・オイルシャワーは体力を消費してマナを回復する技。マナはパリングで回復できるので、体力を削ってまでやる必要があるかは疑問。連打すると体力がガンガン減る。リスクはあるが、レベルアップ直前で使って、マナをアルティメットムーブにつぎ込むという使い方はあり。

ガードポジションは地面に伏せて無敵になるという珍しい防御技。長押しすると2秒近くも無敵が維持でき、マナも10しか使わない。パリングで対処できないボスのアルティメットムーブをやり過ごすのに使える。ただし持続の長い攻撃だと避けきれないので、長さを見極める必要がある。敵の攻撃に対し、パリングかメガクラッシュかガードポジションか、と択が増えるのは独自の強み。

・アルティメットムーブはどちらも投げ技なのに使いやすい。両方とも高威力で、持続時間も長く強力。オイルコースターは前後に広く巻き込みが発生するのでザコ戦でも十分使えるが、どちらかというとボスに大ダメージを与えつつ周りのザコを減らしたいとき用。フライングオイルスピンは巻き込み範囲が凄まじく広く、前方の敵を一掃できる。敵を前に集めてから使うならこちら。

 

・まとめ

非常に癖の強い性能だが、まずストレングスが5でリーチが長いので、それだけで十分強い。危なくなっても高性能なアルティメットムーブで状況を一気にひっくり返せる。ザコ戦は通常投げで敵を集めて、集まったらパリングからのオイルスライドでダウンを取って通常攻撃で起き攻めしたり、ハカンスローやオイルダイブで押し込んだりといった戦い方が比較的安定する。コンボ性能は低いが、この火力ならさほど問題ないだろう。

問題はボス戦がやりづらいこと。安定したコンボがなく、ボス2体がハカンスローに上手く巻き込まれてくれるのを祈るしかない。距離を取ってフライングオイルスピンで片付けてしまえば済むのだが、必殺技にボス向きのものがないのは投げキャラの宿命か。

エル・フォルテ

ダッシュからの派生技を持つ変則的な投げキャラ。

 

・ステータス
ストレングス2 スピード5 スキル4 スタミナ1

 

・通常攻撃のリーチが短い。

・投げは飛距離は平均的で、投げた敵の巻き込みにガードブレイクあり。投げた敵の巻き込みと自キャラ周囲の巻き込みで別々に攻撃判定が出る優秀なタイプ。範囲が広いので、まとわりついてくる敵を一緒に巻き込みやすい。

・メガクラッシュは後ろを1回しか攻撃しない上、範囲も狭く微妙。

・壁蹴り可。

・必殺技はハバネロダッシュからの派生技が特徴。様々な技に派生させられるが、リーチの長い敵がいると、走っている間に大抵潰される。正直、使わなくても問題ない性能。

・シャワーキックは3ヒットして前進距離もちょうど良いので一番使いやすい。敵がまとめられれば、これの繰り返しでコンボ火力が稼げる。しかし集団相手だと敵がこぼれやすく、続けられないことが多い。

・ワカモーレレッグスルーは上昇中無敵があり、対空として使えるが、集団相手だとダウンのタイミングがズレて使いにくい。コンボするよりも地道に敵を押し込んでいくのに使う方がいい。

・アルティメットムーブはウルトラスパークが投げ技だが、巻き込み範囲が前後にわりと広く、ザコ戦でも使えなくはない。ただし巻き込みの発生が遅く、コンボに組み込んでも敵がダウンしてろくに当たらない。出すなら単発の方が良い。挟まれたときはスパークで、普段はダイナマイトの方が使いやすい。

 

・まとめ

やたらとすばしこく走り回れるが、スタミナ1のせいで捕まるとあっという間に死ぬ。火力が低いくせにコンボがろくにないのが一番問題で、シャワーキック以外の打撃技は繋げても敵がこぼれたり当たらなかったり隙が大きかったりで使い物にならない。パリングを取ってもシャワーキックからレッグスルーに繋ぐぐらいしかやることがなく、それもダウンのタイミングがズレるので、技後の隙を殴られやすい。通常投げはわりと優秀で、これで敵をまとめてアルティメットムーブで一掃するという芸のない戦い方しか活路が見い出せないキャラ。

特徴となっている技がいまいち使えない投げキャラという点はアベルと似ている。技性能はフォルテの方が上で、ステータス配分はアベルの方が優秀といった感じ。

アベル

派生技や移動技を持つ変則的な投げキャラ。

 

・ステータス
ストレングス4 スピード2 スキル3 スタミナ3

 

・通常攻撃はリーチが短く、ヒットストップも長めでいまいち。

・投げは飛距離が非常に長く、巻き込みにガードブレイクもあり優秀。掴み範囲も広いので、直掴みからバンバン投げるのが強い。

・メガクラッシュは後ろを1回しか攻撃しない上、範囲が狭い。低性能。

・必殺技は2段階の追加入力で派生するチェンジオブディレクションが特徴。状況に応じて適切に使い分けるのは難しく、フィニッシュが2つとも投げなので、コンボは2段目で止めて使うのが無難か。フィニッシュのローなら投げた敵を盾にしつつ攻めを継続しやすい。マナ消費は1段ごとに10で、適当に連打しているとマナが涸れやすい。

・通常はホイールキックをメインにしつつ、チェンジオブディレクションでキャンセルしたり、間合いの調整をしたりといった感じ。ホイールキックが一番使いやすい技ではあるが、ヒットストップでダウンのタイミングがズレやすく、これ単体だとさすがにキツイ。

・移動技があるが、本当に移動するだけで攻撃しないので、使い勝手があまり良くない。ループコンボはチェンジオブディレクションの2段目(mid)止めで回り込めば一応可能。範囲があまり広くないので集団に対しての実用性は低い。緊急回避用としても、一番使用頻度の高いホイールキックがキャンセルできず、大して使い道がない。

・アルティメットムーブはハートレスが投げ技なので、ソウルレスの方がメイン。長押しで前方の敵を広く巻き込めて使いやすいが、フィニッシュで吹っ飛ばしてしまってコンボは続けられない。敵集団をまとめたままアルティメットムーブでコンボしていくということができないのが難点。ハートレスは掴み範囲が狭い上、巻き込みも弱い。持続は長いが、ボスが1体残った時ぐらいしか使う意味がほとんど見い出せない技。

 

・まとめ

必殺技のラインナップが偏っていて、無敵対空やガードブレイク技や奥まで刺さる技がないので、どうにもこうにも使いづらいキャラ。このゲームは基本的に1体しか掴めない投げ技は不遇で、使うと敵を散らしてしまうことになりがち。いくら投げ無敵を活用しても、敵が散らばっていると数の暴力で隙を突かれてしまうのが辛いところ。

さらに辛いのが、ボス戦で出会い頭を潰す技が全くないという点。確実に先手を取るにはアルティメットムーブを使うしかなく、マナが切れたらパンチを連打して2体同時に当たってくれることを祈るだけになる。しかもソウルレスを当てたとしても吹っ飛ばしてしまうため、コンボすらさせてもらえないというキツさ。

通常投げはかなり良いので、これで敵をまとめてから打撃技かアルティメットムーブで一掃する戦い方ならザコ戦はなんとかこなせる。

鬼(狂オシキ鬼)

ステータスの合計値が他のキャラより1多い豪鬼の変異体。

 

・ステータス

ストレングス4 スピード3 スキル5 スタミナ1


・通常攻撃はリーチが短くいまいち。

・投げは平均的な飛距離。巻き込みにガードブレイクあり。動作が素早く、自キャラ周囲の巻き込み範囲が広いので大変使い勝手がいい。

・メガクラッシュは空中タイプ。豪鬼の方が使いやすいが、リュウケンと違ってちゃんと左右2回ずつ蹴っているのでまだマシな方。

・必殺技は昇竜竜巻は豪鬼と大体同じだが、昇竜→赤星地雷拳の繰り返しが非常に強力で、隙の少ない動作で一方的にドカドカ殴りまくれる。赤星地雷拳は後方にも攻撃判定があるので、タイミングを合わせれば後ろから邪魔してくる敵も巻き込める。適当に連打しているだけだと少しずつ位置がズレてきてこぼれてしまったりするので、空中竜巻やダッシュ攻撃も混ぜたりしつつ、タイミングや距離の調整をしてコンボしていくのが理想。昇竜にはガードブレイクと無敵あり。

波動拳は2種類で、通常の方は端まで届かない上に発生が遅く、威力もあまり高くない。タメで威力が微増して端まで届くようになる。最大までタメると勝手に発射される。波動ハメ可だが、適当にパンチを連打しているとタメが混ざって反撃されるので注意。轟雷波動拳は発生が遅いので主に遠距離からの牽制用だが、普通の波動とキャンセルで交互に出すと早く連射できる。

・移動技は豪鬼よりパワーアップして空中でも出せるようになり、追加入力で停止して追加攻撃も出るようになった。空中で出すと慣性がついてさらに素早く移動できる。追加攻撃はヒットすると反対側にダウンさせることができ、ループ可。しかし普通の移動技と違って振り向いてくれないので、自分で素早く振り向いて拾う必要がある。

・アルティメットムーブはどれも使いやすく高威力。波動は手元の少し先で当てると98ダメージ、普通に当てても84ダメージと、飛び道具としては十二分な威力。空中で出すこともでき、こちらは豪鬼の天魔豪斬空と同様に120ダメージを叩き出すとんでもない威力。しかも豪鬼と違い、ジャンプ攻撃でキャンセルする必要なしに空中で連発可能。天地双潰掀は発生が早く、至近距離でまとわりついている敵なら後方でも多少巻き込める。浮かせてダウンさせられるので、こちらの方がコンボ向き。設定上の最強キャラだけあって、アルティメットムーブが実質3種類あるという優遇。

 

V.04.1からの変更点

・空中で移動技を出しているときに冥恫豪波動でキャンセルすると空中に浮きあがってしまうバグが修正された。

 

・まとめ

豪鬼の代名詞である瞬獄殺はなくなってしまった。ベルトスクロールでは使いにくかったのでむしろパワーアップしたと言える。斬空波動拳もなくなっているが、赤星地雷拳と交換と考えればお釣りがくる。追加された技はどれも強力で、弱体化した技は波動拳ぐらい。概ね豪鬼の上位キャラになっている。耐久は相変わらず紙で、持続の長いアルティメットムーブがないので、囲まれている状況をリセットできないのが辛い。そういう状況のために移動技があるわけだが、敵が増えてくるとどこへ逃げても移動先で殴られがちで、低体力をカバーするにも限界はある。

ユリアン

ハイスタンダードな性能のパンツマン。

 

・ステータス

ストレングス4 スピード2 スキル3 スタミナ3

 

・通常攻撃はリーチが長め。

・投げは飛距離は平均的で、投げた敵の巻き込みにガードブレイクあり。投げた敵の巻き込みと自キャラ周囲の巻き込みで別々に攻撃判定が出る優秀なタイプ。範囲が広いので、まとわりついてくる敵を一緒に巻き込みやすい。

・メガクラッシュは短く1回周囲を払う優秀なタイプ。

・必殺技はスタンダードなものが揃っており、主力になるのはチャリオットタックル。これで敵を吹っ飛ばしてメタリックスフィアで追撃していく。

・スフィア2種類はタメで威力が上がる。多くのタメ系飛び道具と違って、最大タメになると自動的に発射される。波動ハメも可。上下交互にキャンセルで撃つと物凄い連射速度になる。

ヘッドバットは無敵とガードブレイクあり。平均的な対空技よりも飛び上がる高さが低いので、対空性能は微妙。持続時間も短く、ボスとの出会い頭などで無敵が活かしづらい。さらに敵を浮かせる高さも低いせいで、ダウンした敵が足元に残ってしまい、そのままコンボを続けると後ろを取られやすい。

・ニードロップも敵を蹴り落としてしまい、ヒットからダウンまでの時間が短いため、そのままコンボを続けるとダウンした敵が後ろに残りやすい。ボスはダウン後、即座に起き上がり攻撃をしてきたりして反撃を貰ってしまうことも。

・アルティメットムーブもどちらも使いやすくて強力。タイラントスローターは追撃こそできないものの、長押しで前方の敵を一気に吹っ飛ばして状況をリセットできる。

 

V.04.1からの変更点

タイラントスローターの最後の部分をテンポラルサンダー(ユピテルサンダー)でキャンセルできるようになった。吹っ飛ばさずにコンボ継続可。

 

・まとめ

癖のない性能で、普通に使えば普通に強いといった感じのキャラ。欠点は集団に対するコンボの維持力が低いこと。必殺技をヒットさせたときの敵を浮き具合がどれも低く、敵がこぼれやすい。ヘッドバットがいまいち使えないため、タックルから繋げられる技がスフィアだけになってしまい、パリングから突っ込むのもやりづらい。

投げは優秀で、敵をまとめるのは得意なので、まとめたらコンボするよりアルティメットムーブで一掃した方が楽。ボスはタイラントスローターで吹っ飛ばして、マナ回復しながら待ち、来たらまた吹っ飛ばすという繰り返しで自分のペースを維持できる。エイジスリフレクターがあれば独特の性能になったかもしれないと思うとちょっと惜しい。

トゥエルヴ

非常に長いリーチを持ち、空中を飛び回れるトリッキーなキャラ。

 

・ステータス

ストレングス2 スピード3 スキル4 スタミナ3


・通常攻撃のリーチはトップクラス。4段目の長さは暴力。

ダッシュ攻撃も長い。

・投げも飛距離がトップクラスに長いのだが、軌道がやたらと高くてナイフがほとんど素通しになる。それどころか突進技で普通に潜り抜けられることも。自キャラ周囲の巻き込み判定も弱く、至近距離でまとわりついている敵を巻き込めない。さらに巻き込みにガードブレイクがないという残念すぎる性能。

・メガクラッシュは前後に判定が持続する優秀なタイプだが、やや長い。

・壁蹴りから空中を水平飛行できるという独自の能力持ち。反対側まで飛んだらまた壁を蹴って延々左右に飛び続けられる。どう活かすかは今のところ不明。

・必殺技は7ヒットするローリングD.R.A.が強力。コンボ数とダメージ稼ぎにもってこい。しかし動作が長いので、敵を前にまとめてから使わないとすぐ後ろを取られる。

・アッパーA.X.E.は地上からの対空技だが、飛び上がらないので無敵はなし、ガードブレイクはあり。どちらかというとローリングD.R.A.と組み合わせるコンボ用。敵の浮き具合が低いのか、繰り返し当てていると拾い難くなる。

・N.D.L.はピンポイント型の飛び道具。遠くに出すと混戦では懐に入られたりしてやや使いにくいので主に追撃用。

・空中で方向キーを2回押すと空を飛べる。動きが速いので逃げに使ったり、D.R.A.で奇襲したり。

・アルティメットムーブはX.N.D.L.は横軸貫通の飛び道具。威力は70ダメージと控えめだが、雑魚掃除用に普通に使える。インビジブリティコンボは範囲はそこまで広くないものの、持続時間が非常に長く、多くの敵を巻き込める。出している間にマナも20ぐらい回収できてしまう。囲まれたら適当に出しておくだけで強い。しかし終わり際に背後に敵が溜まっていることも多い。

 

V.04.1からの変更点

・ローリングD.R.A.を出したときに少し前進するようになった。


・まとめ

独自の空中性能をどう活かすのかがちょっとまだよく分かっていないが、このリーチを武器に地上で戦えば優位性はある。しかし投げがかなり終わっている性能で、ナイフ持ちの敵がいると、なかなか敵をまとめられない。さらに突進技がないため、パリングから敵に突っ込むということが全くできない。代わりに対空技で飛び上がって下りてくるということもできない。つまり遠距離からではパリングを取ってもやることがない。ナイフを投げてくるメイやエイプリルはろくに間合いを詰めることができず、相性最悪。結局、通常攻撃をひたすら振ってパンチハメでもしているのが一番強いという身も蓋もない結論になってしまう。それでも飛び道具には滅法弱い。

アルティメットムーブは恵まれている方で、スキルも高い方なので、ムササビで飛び続けてマナ回復し、インビジブリティコンボで片付けるチキン戦法でもしろということか。インビジブリティコンボを連発するだけなら相当長く相手を拘束できるので、レッドアリーマーやラスボス戦は得意だったりする。しかし通常の性能はリーチキャラの中では最弱かもしれない。

レミー

ソニックとサマー主体のガイル系キャラ。グラフィックが妙にデカい。

 

・ステータス

ストレングス2 スピード3 スキル5 スタミナ2


・通常攻撃はリーチが長く、4段目がさらに伸びる高性能。

・投げは飛距離長めで、巻き込みにガードブレイクあり。

・メガクラッシュは左右2回ずつでしっかり散らせるが少し長い。

・必殺技はサマーで飛び上がってコールドブルーキックで降りてくるのがメインの空中戦型。理想的な対空&カバー技。サマーは範囲が非常に広く、無敵とガードブレイクあり。

・飛び道具は上下段2種類で波動ハメ可。上下を交互にキャンセルで撃つと物凄い連射速度になる。

・突進技として使えるのは地上版のコールドブルーキックのみだが、発生が遅いのでやや使いづらい。攻撃が出るまでのジャンプ部分には無敵がある。

・移動技でループコンボ可。無敵とガードブレイクありで、範囲も広いサマーでループすれば非常に強力。しかしサマーの範囲が広すぎるせいで、先端ヒットした敵を移動技で拾おうとすると届かず、背中を向けてしまうのが欠点。敵がこぼれそうなら無理に移動技で拾おうとせず、仕切り直した方がいいことも。

・アルティメットムーブもガイルやナッシュとほぼ同じ。サマーの後、コールドブルーキックに繋げられるのも同じ。

 

V.04.1からの変更点

・連撃技のソーラキックが追加された。硬直が長くて使いにくい。13ヒットもするので、コンボでスコアを稼ぎたい人用か。


・まとめ

元々原作でガイルの代わりに登場したキャラなので、性能は基本同じ。このゲームでは元のガイルが弱いので、ナッシュと同様、上位互換に近いキャラと言っていい。ナッシュには空中での行動択や派生技があり、レミーにはループコンボがあることを考えると、レミーはガイル以上で、火力で劣る分、ややナッシュより下といったところか。スキル5なので必殺技をガンガン使えるのが強み。

Q

シンプルにまっすぐ敵に突っ込んで殴るというタイプのキャラ。ステータス配分は珍しいスタミナ特化。

 

・ステータス

ストレングス3 スピード1 スキル3 スタミナ5

 

・通常攻撃はリーチが長く使いやすい。・・・と思いきや、フィニッシュの後でコケて隙ができるという大きな欠点がある。いちいち次の行動がワンテンポ遅れるので非常に鬱陶しい。

・投げは平均的な飛距離で、巻き込みにガードブレイクあり。

・メガクラッシュは範囲があまり広くない上、後ろは1回しか攻撃しないのでいまいち。

・必殺技は突進技が無駄に3種類もある。一応、レッグアタックは浮かせ気味にダウン、ヘッドアタックは吹っ飛ばしと差がある。どれも長押しで間合いを伸ばすことができるが、長押し中には攻撃判定は出ていない。押すのが短いと届かず、長すぎると出る前に潰されたりすり抜けたりで微調整が難しい。ヘッドアタックのみタメで威力が微増する。このあたりの技性能は大体バイソンと同じ。

・ハイスピードバラージは7ヒットする連撃技で、これを繰り返し当てていくとコンボ数とダメージが稼げる。上方向に範囲が広いので対空に使え、ガードブレイクもある。ただし動作が長く、迂闊に出すと後ろに回られやすい。使うときは敵をまとめてから。

・アルティメットムーブはクリティカルコンボアタックの方が使いやすい。吹っ飛ばしてしまうので追撃はできないが、長押しで前方の敵を一掃できる。たまにカス当たりになって足元に落ちるのが欠点。トータルデストラクションは95ダメージと高火力ではあるが、投げ技なのでザコ戦にはあまり向かない。

 

・まとめ

ステータスをスタミナに5も振るのはあまり良い配分ではないのだが、削られているのがスピードなので、ストレングスやスキルが低下するよりはマシ。突進技がこれだけ揃っているので、パリングからアーマー付きで突っ込めば敵を蹴散らせる。敵をまとめた後ならハイスピードバラージでガンガン殴ることもできる。しかし、動きが鈍いのですぐ後ろに回られて、なかなかそこまで持ち込めない。素早い敵ばかりの時は、ヘッドアタックで左右に蹴散らしながら戦うのがいいかもしれない。

ボスとの出会い頭にはハイスピードバラージを使うしかないのだが、ザコが多いステージだとボス2体を巻き込めても無敵がないので動作中に邪魔が入りやすい。足が遅いのに細かい動きができないという弱みが後半のステージに行くほど露呈してくる。また、図体がでかくて空中からの攻撃が当たりやすく、ボスの飛び込みを潜り抜けられなかったりするのも弱点。

技構成が似ているバイソンと比べると、ステータス、無敵対空技がない、アルティメットムーブなどの差で下位互換に近くなってしまうのが悲しいところ。せっかく勝っているリーチもコケる動作のせいで台無し。